先ずは不具合が発覚したため、改修を行いました。
症状:USBコネクタ挿抜してもPCで認識されない
実験の時に上手く動いていたのは気のせいか、いい加減な半田で接触がおかしかったものと思われます。
一般的に、USBを遮断、通電させる時は、データラインを10ms以上Lowにすれば良いのですが、そこはiPhoneであります。
簡単にいくはずがありません^^
試行錯誤の末、USB5Vの給電を一時遮断する事で認識する事が判明しました。
よって、更にリレー追加であります。
いかんせんメカリレーですから、確実な動作をさせる為に200ミリ秒の遮断期間としました。
他には、USBコネクタの検出に5Vが給電された事を検知しておりましたが、やはりGND接続を検出する事としました。
抵抗1本でも削れるなら削りたいし、マイコン内蔵プルアップがあるから使わない手はないかと。

例によって例の如く、対策版マイコンファームも公開するであります。
コントローラ不具合対策版ファームウェアのダウンロード
ついでに、アンプ部の見直しを行いました。
しばらく聞いていると、5極管独特の高音が耳につきます。
やはり電力増幅段は3極で使用する事にしました。
3極にする事で、真空管の内部抵抗が下がり、ノイズを拾いやすくなりました。
ノイズ源は簡単な話、電源回路の問題であります。
CRフィルタでは不十分という事であります。
一般的にはチョークコイルを挟むのですが、デカイし重いし今さらケース加工する気力も無かったので、他の手法を用いる事としました。
FETを用いたリップルフィルタであります。
例によって抵抗の時定数は適当でありますが、かなりの効き目であります。
また、低音が若干弱いので、電圧増幅回路低域補正フィルタの調整と、負帰還のかかり具合を適当に調整しました^^
