2010年01月12日

2010 謹賀新年

 あけましておめでとうございます。
 本年も東重工業川西工廠を宜しくお願い致します。

 前回の記事から3ヶ月以上経過してしまった訳ですが、
きちんと生存しておりますので、ご安心下さいませわーい(嬉しい顔)

 じゃぁ、サボっていたのか???と言われれば、
全くもってその通りなのでありますが、
なにぶん業務多忙なものでありまして。。。。

 で、新年を迎えるにあたり、今年or今後の抱負などを列挙するであります。


 1)雑誌掲載記念手(チョキ)

  MacPeople2月号において、当工廠設計のiPhone対応真空管アンプが、
 ニュースとして掲載されました。

  元々、このアンプはAppleSt○re等で視聴させて頂くも、
 なにぶん出てきた音が気に入らず、結局購入を断念したところが
 スタート地点にあたります。

  そう。無けりゃ作るだけの単純な発想で、とことん俺様仕様で
 設計するのであります。

  この時点で考察するに、ヘッドホン端子から音声信号を得ようとすると、
 内臓DSPやDACを通した、いわゆる「加工された音」が出てくるのは明白であります。

  かといって、Dock端子から音声を得ようとしても一筋縄ではいきません。
  制御回路をメインに、アンプ部はとりあえず音が出たら良いとしたものが、
 前回発表した「梅バージョン」であります。
 
  このバージョンで取りきれていない問題として、
 「3GSにおいて充電&同期通信不能」があります。

  この解決を進めるべく、更なる研究を重点目標とします。
  (その前に3GSを購入しないといけないかも。。。)


 2)これからのアンプ設計構想など

  @製作構想

   元々、松竹梅3品の設計を考えておりました。

   ・制御回路設計を主とした梅バージョン
   ・多分パワーに不満が出るだろうから竹バージョン
   ・音質を満足させる直熱3極管を用いた松バージョン
   このような位置付けでの構想を立てております。

   これに加えて、梅バージョン運用において、物足りなく思った機能の実装を
 考察しております。
   ・ビデオ出力が欲しい
   ・現状、内臓DACを通された音なので、デジタル信号を得て音を出したい
   ・縦置き横置きをボタン一発のメカ対応にしたい(既存品は手動式、或いは全然できない)

  A竹バージョンってどんな感じの代物にする?

   現在設計中の竹バージョンは、アンプ部に半導体を一切用いない、
  古典的アンプ目標としております。
   ・リップルフィルタにトランジスタを使用せず、LCRフィルタを用いる
   ・フィラメントはダイオードブリッジを使用せず、交流点灯とする
   ・高圧B電源もダイオードブリッジを使用せず、整流用真空管を用いる

   プリアンプ部は東芝製ビンテージ品の12AX7、パワーアンプ部はソビエト製6L6GCの使用を
  予定しております。

   どちらもギターアンプから失敬した逸品で、「Fender」の刻印が入った
  由緒正しい真空管であります^^

   ただ、こいつらの難点として、刻印位置がズレているのであります。
   多少配線がやりにくくても、その刻印が前面に見えるようなレイアウトがベストでしょうねぇ。。。

   管の特徴として、12AX7,6L6はどちらも傍熱管で、ヒーターがカソードとなっておりません。
   極端な表現をすると、カソード板を暖める為だけにフィラメントが存在しているとも言えます。
   よって、交流点灯させても問題無いものと見ております。

  B見た目をどうしよう。。。

   前回製作した梅バージョンは、手痛い失敗を致しました。
   コンデンサのパンク等、劣化部品の早期発見、つまりは、
  メンテナンス性を良くする目的でアクリルケースを採用しました。

   しかし、それが単に「美しい」と評価されるに留まり、選定意図等を
  全く評価されませんでしたわーい(嬉しい顔)
   (まぁ、仕方ありませんねぇわーい(嬉しい顔)

   竹バージョンにおいても、メンテナンス性は犠牲にできません。
   B電源が500V近い高圧を使用する事から、ゼロ電位も強化しておく必要があります。
   6L6ビーム管は表面温度が200度を越える品である故、
  アクリルでは溶けてしまうことになるでしょう。

   よって、フレームは金属性しかあり得ません。

   一般に販売されている金属ケースは非常に小さな代物で、
  とても大型化したトランス類等、搭載する事は不可能なのであります。
   鉄工所等で作ってもらう事も可能なのでしょうが、費用がバカになりません。

   構成部品のみの見積もり40万の状態で、これ以上の負担は難しいのであります。

   チョンボによって燃やしてしまった部品の再購入も痛いなぁ。。。もうやだ〜(悲しい顔)

   真空管アンプのケースorフレームに、
  金属製且つ安い代物って無いものでしょうか?

  妙案ありましたらコメントお願い致しますわーい(嬉しい顔)

posted by のりすけ at 16:46| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | iPhone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。