2008年05月19日

ニキシー管時計の製作

さて、巷ではニキシー管を用いた時計作りが静かなブームとなっているようであります。
我輩も興味だけはあったのでありますが、入手性の悪さから敬遠しておりました。

ちょっと前に、知り合いにゲットしてもらい、ようやく表示させるに至りましたので公開するであります。

巷の回路は、DC12ボルトからDC170ボルトへ昇圧させ、高耐圧TTLでドライブさせる回路がやたらと目に付くであります。

この高耐圧TTLも入手性が極端に悪く、入手性の悪い部品はニキシー管のみとするため、フォトカプラのみでドライブさせる手法をとる事にしたのであります。

結局はただのトランジスタを配線するのと大差無い為、毎日コツコツと配線をしての完成であります。

古いアニメでスプーン1本でトンネルを掘り、脱獄を企てる話がありましたが、まさに今回の物件はこの例えがしっくりとくる開発でありました^^

1日30分程度、5本程度を配線するのがやっとの状況で、実に3週間がかりの製作となった訳であります^^

で、接続の方法はというと、秒表示を含めて6桁とし、各セグメントを並列に接続してフォトカプラへ。 各桁コモンにもフォトカプラを接続して、計16個。 他にコロンもネオンランプを用いる事にした故、計17個のフォトカプラを使用する事になったのであります。

nixie_clock_1.JPGクリックで拡大

肝心の時計ユニットには秋月の電波時計を用い、UARTでデータを引っ張ってくる事としました。

他に特筆すべきは、オーディオタイマーとして用いるべく、電波時計ユニットのアラーム端子経由でSSRをドライブする構造となっております。

で、このニキシー管という代物は、どうもダイナミック点灯に向いていないような感じで、FLの時みたいに前回の表示物が他の桁に現れたり、明確に1回路のみ閉としても、2セグメントがぼんやり点灯したりと、なかなかソフト的にも遊べる代物でありました。

結局は、33ミリ秒点灯→8ミリ秒消灯で若干のチラつきが残るものの、何とか実用レベルまでこぎつけたのであります。

nixie_clock_2.JPG

今回はこのタイミング調整の為に、開発支援最終兵器であるICEを用いました。

変数をセットして様子を見ながら調整できるので、非常に便利であります。

使用可能なデバイスにかなりの制限があるものの、非常に有用であります故、このICEについても、近々記事を書くつもりでありますが、業務多忙が続いており、いつになる事やら。。。

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posted by のりすけ at 20:35| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 電子工作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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