2010年04月20日

iPhoneのUSB端子はデジタルオーディオ???

またしても更新がご無沙汰してしまい、申し訳ありません。。。



今回は、秋月さんで見かけたUSBオーディオモジュールの
「ジャンク」を食して見る事に致します。

かねてよりiPhoneの音質に不満を抱きつつも、
ライン出力しか取り出せない事に更なる不満を募らせ、
デジタルオーディオに手を出してみようと考えた次第であります。

で、その口はUSBらしい事を見かけたので、じゃぁUSBオーディオ
デバイスを入手して実験してみようと思ったのであります。

普通に市販品を手に入れると高額な為、なるべく財布にやさしい
実験ができないか調べていたら、なんと秋月さんでそれらしきものが。

http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-02404/

ネットで調べてみると、MacG4用のオーディオデバイスであるらしい。

iPhoneもアップル製品だし、何とかなると軽い気持ちで入手する事を決めたのであります。

まだまだ未熟な腕の為、改造失敗の恐れもあり、3枚発注しました。



届いた現物を確認すると、何とも小さくて頼りなさそうな基板であります^^

早速改造を施したい衝動を抑え、入念なリサーチの末、

http://nullpoarchives.orz.hm/
(雑企画/検証 → 秋月のUSBオーディオモジュールの改造)

http://www002.upp.so-net.ne.jp/hard-and-soft/
(ディジタルアンプの製作)

http://sa89a.net/mp.cgi/ele/top.htm
(電子工作とか → 秋月USBAudio基板の改造)

http://rof-factory.sytes.net/weblog_R/diarypro/index.cgi
(RUUの不定期日記)

これらの偉大な先人に敬意を表しつつ、改造に取り組む事とするのであります。




とりあえず施したのは、

●TA1101B<>出力コイル間のショットキー省略設計の改修

●ミュートグダグダ設計の改修(ジャンパの移動)

●器用な電源設計の改修(12Vソース化)


早速スピーカをつないでパワーオン!

スピーカーから プチュ〜〜〜ン という音と共に煙を上げる。

クソ。改修失敗か。。。

何と、12Vの±を逆接。俺ってバカ。



気を取り直して2枚目を改造。

今度は音が出力されるものの、何だか音圧が低い。。。

偉大な先人も指摘されておられる症状かもと思いながら、

USB端子をPCからiPhoneへ。

音が出ませんorz



またしてもアナログ音声か〜と思いながら、今度はDACのミキシング
入力で気を取り直す事に。

今度は、爆音を上げた末に音声が途絶える。おーのー

この症状も、sa89a殿が指摘されておられるが、おいらの環境だと
なぜかミュートにチェックマークが@@;

おいらの許可も得ずにミュートをかけやがるとは不届物め!



で、原因を探していくと、TA1101Bの6番ピン(オーバーロード検出)にあるようだ。

TA1101B オーバーロードパターンカット.jpg

パターンをカットしてリトライしたところクリップしまくりorz



UAC3552Aのゲインを弄るとUSBオーディオの音圧が上昇するも、

AUXも一緒についてきやがる!

AUXを1/2程度減衰させてちょうど良い感じ。

音圧が物足りないからTA1101B側でゲインをアップして、
それなりに使えるようにはなったが、これはこれで、

何だかおかしな構成だよな〜

M1100001.JPG御存命のうちにパチリ

ひとまずは、iPhoneのデジタル音声は一筋縄ではいかないようだ。

ってのが今回のまとめだ。


久々の記事アップなのにこれでいいのか???@@;

posted by のりすけ at 01:10| 兵庫 | Comment(0) | TrackBack(0) | iPhone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月21日

iPhone用ヘッドホンアンプの設計・製作

いつもお世話になっている方より、与太話中に何気ない一言を頂く。

iPhone用のヘッドホンアンプを購入したが、期待したほどの音質ではない。
(オヤイデ fiio-E5)
オリジナルで作れないものかどうか。。。


私見としては、、、

標準装備のヘッドホン端子で十分では???
わざわざ外部接続でヘッドホンを駆動させて音質改善するものかどうか。。。

とはいうものの、標準ヘッドホン端子で聞く限り、こもった音であることは否めず、真空アンプを設計した事もあり、じゃぁ、いっちょやってみるかという事に。

一般的なヘッドホンアンプの概念
コンポなどは8Ωインピーダンスのスピーカを駆動させるが、
ヘッドホンの場合このインピーダンスが16Ω程度である違いしかない。

結局のところ、やる事はコンポと全く同じ。


ヘッドホンアンプ(携帯型)を作ろうとすると???

エネルギー供給源は電池しかあり得ない。

でもどんな電池を使う?

1)乾電池:ランニングコストが高くつきそう。。。
2)ニッカド電池:継ぎ足し充電が不可。毎回使い切らないといけない。
3)ニッケル水素:これも一応継ぎ足し不可。
4)エネループ:中身はニッケル水素だが、継ぎ足し可能なように改善されている

5)リチウムイオン:専用の充電回路を装備するのが面倒。発火爆発の危険がある
。爆発させる自信も実績もある。
6)鉛バッテリー:理想的だが重い。。。
7)プルトニウム電池:ロシアから輸入する?税関通る?ダダ漏れ放射線をどうや
ってシールドする???
8)太陽電池:使用場面が著しく限られてしまう。

検討するまでもなく、4番が実用的ですね^^

今回のヘッドホンアンプに求めるもの

1)何はともあれ、ノイズはご法度。耳に直接当てて聞くものだから。
2)なるべく低電圧(4本以内 できれば2本で)
2)電池長持ち^^ 1日以上は持たせたい。 となると、A級アンプは除外^^

今回は、省電力且つローノイズなICであるSTマイクロエレクトロニクス社の
TS487/489をチョイス。
ネット上に作例が全く無いので不安だけど、何とかなるでしょう^^

ヘッドホンアンプ回路図.GIF

実際に回路図を引っ張ってみると、よくあるオペアンプを用いた回路で、
若干毛が生えた程度の難易度である事が判ります。

若干の工夫としては、一般的なアッテネータ入力をせず直結として、フィードバッ
クゲインを可変とする事で、回り込んでくるノイズを打ち消します。

今回はやらないけど、そのうち何とかしたいものとして

トーンコントロール(パラメトリックイコライザ)

008c.gif

はるか昔より、レコードを聴くためのフォノイコライザでも用いられた古典手法。
低音成分の記録は溝を大きくしてしまうため、低音成分を減衰させて記録されており、再生機器で低音をブーストさせる手法をとっていた。

このCRフィルタ回路で実現するにも、フーリエ変換、ラプラス変換の方程式を解くのが面倒。。。
(算数に強い方、手伝って下さい^^)
又は、製作依頼があれば、その時に計算しよう^^

 これまた一般論で申し訳ないが、ローインピーダンス信号を受けてハイインピーダンスのアンプで増幅しないと特性が出ない。
よって、プリアンプを積む必要があり、回路規模が大きくなっちまう。。。
ボリューム1〜2個を積むスペースも無い

 専用ICは12V駆動だったり正負の電源を要するものばかり。。。エネループ10本
使う???
日本無線:NJW1119A
東芝:TA7630PG
リニアテクノロジー:LTC1068

 どうするよ。。。
 って事で先送り決定!


お次は、iPhoneからオーディオ信号を取り出すケーブルを作成します。

画像 142.jpg

J&Pで叩き売られていたFireWireのiPod-Dockケーブルを用います。
FireWireのインピーダンスは110Ωだけど気にしない^^
6本構成だから、2本ずつ束ねたら55Ωだ^^

ピンアサインは、いつもお世話になっている下記ページより失敬しました。

http://pinouts.ru/PortableDevices/ipod_pinout.shtml
画像 158.jpg

21番ピンに68kΩを繋げとありますので、そのように結線します。
11番ピンをGNDに繋げとありますので、15番ピンへ結線します。
3番ピンが右チャネル、4番ピンが左チャネルになっています。

コンデンサのエージング

半田付けによって損傷するため、耐圧近くにて数時間〜数百時間のエージングを行います。

画像 176.jpg

東重工業のエージング炉

メーカー品では考えられない手間をかけます。
手作りならではでしょうが、料理と同じで手間をかける事と味が良くなるでしょ

電源は廃棄したノートPCのACアダプタを改造したもの。
ICの耐圧は低いので、搭載せずに電圧をかける。
万一の発火に備えて炉に入れてエージング。
決して自宅がオール電化となった事で不要となった土鍋ではありませんw

気になる消費電力は、、、

ボリューム中間:5mA
ボリューム最大:10mA
単4電池容量:700mA/h
単3電池容量:2000mA/h
単4予想駆動時間:連続70時間〜140時間(普通に使えば5日持つ)
単3予想駆動時間:連続200時間〜400時間(普通に使えば16日持つ)

ホントかな@@;
posted by のりすけ at 06:06| 兵庫 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | iPhone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月12日

2010 謹賀新年

 あけましておめでとうございます。
 本年も東重工業川西工廠を宜しくお願い致します。

 前回の記事から3ヶ月以上経過してしまった訳ですが、
きちんと生存しておりますので、ご安心下さいませわーい(嬉しい顔)

 じゃぁ、サボっていたのか???と言われれば、
全くもってその通りなのでありますが、
なにぶん業務多忙なものでありまして。。。。

 で、新年を迎えるにあたり、今年or今後の抱負などを列挙するであります。


 1)雑誌掲載記念手(チョキ)

  MacPeople2月号において、当工廠設計のiPhone対応真空管アンプが、
 ニュースとして掲載されました。

  元々、このアンプはAppleSt○re等で視聴させて頂くも、
 なにぶん出てきた音が気に入らず、結局購入を断念したところが
 スタート地点にあたります。

  そう。無けりゃ作るだけの単純な発想で、とことん俺様仕様で
 設計するのであります。

  この時点で考察するに、ヘッドホン端子から音声信号を得ようとすると、
 内臓DSPやDACを通した、いわゆる「加工された音」が出てくるのは明白であります。

  かといって、Dock端子から音声を得ようとしても一筋縄ではいきません。
  制御回路をメインに、アンプ部はとりあえず音が出たら良いとしたものが、
 前回発表した「梅バージョン」であります。
 
  このバージョンで取りきれていない問題として、
 「3GSにおいて充電&同期通信不能」があります。

  この解決を進めるべく、更なる研究を重点目標とします。
  (その前に3GSを購入しないといけないかも。。。)


 2)これからのアンプ設計構想など

  @製作構想

   元々、松竹梅3品の設計を考えておりました。

   ・制御回路設計を主とした梅バージョン
   ・多分パワーに不満が出るだろうから竹バージョン
   ・音質を満足させる直熱3極管を用いた松バージョン
   このような位置付けでの構想を立てております。

   これに加えて、梅バージョン運用において、物足りなく思った機能の実装を
 考察しております。
   ・ビデオ出力が欲しい
   ・現状、内臓DACを通された音なので、デジタル信号を得て音を出したい
   ・縦置き横置きをボタン一発のメカ対応にしたい(既存品は手動式、或いは全然できない)

  A竹バージョンってどんな感じの代物にする?

   現在設計中の竹バージョンは、アンプ部に半導体を一切用いない、
  古典的アンプ目標としております。
   ・リップルフィルタにトランジスタを使用せず、LCRフィルタを用いる
   ・フィラメントはダイオードブリッジを使用せず、交流点灯とする
   ・高圧B電源もダイオードブリッジを使用せず、整流用真空管を用いる

   プリアンプ部は東芝製ビンテージ品の12AX7、パワーアンプ部はソビエト製6L6GCの使用を
  予定しております。

   どちらもギターアンプから失敬した逸品で、「Fender」の刻印が入った
  由緒正しい真空管であります^^

   ただ、こいつらの難点として、刻印位置がズレているのであります。
   多少配線がやりにくくても、その刻印が前面に見えるようなレイアウトがベストでしょうねぇ。。。

   管の特徴として、12AX7,6L6はどちらも傍熱管で、ヒーターがカソードとなっておりません。
   極端な表現をすると、カソード板を暖める為だけにフィラメントが存在しているとも言えます。
   よって、交流点灯させても問題無いものと見ております。

  B見た目をどうしよう。。。

   前回製作した梅バージョンは、手痛い失敗を致しました。
   コンデンサのパンク等、劣化部品の早期発見、つまりは、
  メンテナンス性を良くする目的でアクリルケースを採用しました。

   しかし、それが単に「美しい」と評価されるに留まり、選定意図等を
  全く評価されませんでしたわーい(嬉しい顔)
   (まぁ、仕方ありませんねぇわーい(嬉しい顔)

   竹バージョンにおいても、メンテナンス性は犠牲にできません。
   B電源が500V近い高圧を使用する事から、ゼロ電位も強化しておく必要があります。
   6L6ビーム管は表面温度が200度を越える品である故、
  アクリルでは溶けてしまうことになるでしょう。

   よって、フレームは金属性しかあり得ません。

   一般に販売されている金属ケースは非常に小さな代物で、
  とても大型化したトランス類等、搭載する事は不可能なのであります。
   鉄工所等で作ってもらう事も可能なのでしょうが、費用がバカになりません。

   構成部品のみの見積もり40万の状態で、これ以上の負担は難しいのであります。

   チョンボによって燃やしてしまった部品の再購入も痛いなぁ。。。もうやだ〜(悲しい顔)

   真空管アンプのケースorフレームに、
  金属製且つ安い代物って無いものでしょうか?

  妙案ありましたらコメントお願い致しますわーい(嬉しい顔)

posted by のりすけ at 16:46| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | iPhone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月19日

iPhone/iPod用真空管アンプ(梅バージョン)追記2

さらに追記です。

先ずは不具合が発覚したため、改修を行いました。

症状:USBコネクタ挿抜してもPCで認識されない

実験の時に上手く動いていたのは気のせいか、いい加減な半田で接触がおかしかったものと思われます。

一般的に、USBを遮断、通電させる時は、データラインを10ms以上Lowにすれば良いのですが、そこはiPhoneであります。

簡単にいくはずがありません^^

試行錯誤の末、USB5Vの給電を一時遮断する事で認識する事が判明しました。

よって、更にリレー追加であります。

いかんせんメカリレーですから、確実な動作をさせる為に200ミリ秒の遮断期間としました。

他には、USBコネクタの検出に5Vが給電された事を検知しておりましたが、やはりGND接続を検出する事としました。

抵抗1本でも削れるなら削りたいし、マイコン内蔵プルアップがあるから使わない手はないかと。

TAC2.pngコントローラ不具合対策版回路図

例によって例の如く、対策版マイコンファームも公開するであります。
コントローラ不具合対策版ファームウェアのダウンロード


ついでに、アンプ部の見直しを行いました。

しばらく聞いていると、5極管独特の高音が耳につきます。

やはり電力増幅段は3極で使用する事にしました。

3極にする事で、真空管の内部抵抗が下がり、ノイズを拾いやすくなりました。

ノイズ源は簡単な話、電源回路の問題であります。

CRフィルタでは不十分という事であります。
一般的にはチョークコイルを挟むのですが、デカイし重いし今さらケース加工する気力も無かったので、他の手法を用いる事としました。

FETを用いたリップルフィルタであります。

例によって抵抗の時定数は適当でありますが、かなりの効き目であります。

また、低音が若干弱いので、電圧増幅回路低域補正フィルタの調整と、負帰還のかかり具合を適当に調整しました^^

6BM8AMP2.pngアンプ部改造版回路図
posted by のりすけ at 02:55| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | iPhone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月07日

iPhone/iPod用真空管アンプ(梅バージョン)追記

iPhone/iPod用真空管アンプ(梅バージョン)の追記です。

先ずは回路図から。

6BM8AMP.pngアンプ本体の回路図

よくある6BM8シングルアンプです。

AC100VのラインとAC170Vのラインを外部からコントロールするようにしております。

前回の記事で盛大なハムノイズが出ていると書きましたが、信号の増幅においては、それなりの音を出してはいたので、部品の不良ではなく、結線の不良ではないかと調査しておりました。

テスター読みで1Vp-pのノイズだから尋常じゃありませんw

何と、4番と5番がヒーターで、左右チャンネルのヒーターを逆接しておりました。
電力増幅段のカソードにヒーターを直結する構造でありますので、6V近いリップルを乗せていた事になりますねorz


次にコントローラ。今回のプロジェクトはこちらがキモでしょうね。

TAC.pngコントローラの回路図

iPhone/iPodの検出は内部で接続されている接地ラインを検出するようにしております。
検出するとアンプ部のAC100Vラインを閉にしてヒーター点灯となります。

本来なら、同時にB電源もONとなりますが、熱電子が飛び出さないうちから高電圧をかけるのはあまり宜しくありません。
真空管へダメージを与えますし、コンデンサの寿命を縮める事にもなりますので、15秒の遅延後にB電源回路が閉となる仕掛けを施しております。

15秒とした理由は、クリアな音が出はじめるのに15秒を要していたので、この時定数にしました^^

余談ですが、6BM8のプレート電圧はDC200V程度で、AC170Vの全波整流と抵抗降圧によって作っている為、今回のようによく売られているリレーが使えます。

今後2A3や300B等のハイグレード版を作ろうとすると、500VとかのB電源になるでしょうから、同じ様にリレーを使うとすれば、AC100Vの抵抗損失で緩やかに立ち上げる工夫が必要になるかと思われます。

定格の高いリレーは、値段も相当なものです。

2極管なら特に何も考えなくても良いのですが。。。


iPhone/iPodのセルフ充電は、USBのデータラインへ抵抗分圧による電圧を与えております。

ソーラーバッテリープロジェクトで培ったノウハウです^^

ただ、DOCKに接続した状態でデータ転送の必要もあるかと思い、USBの5Vを検出してデータ端子をUSBラインへ直結するようにしております。

検出方法は、10ms周期タイマでiPhoneやUSB接続ポートを監視。
8回一致をもって正とする構造です。
この10ms周期タイマを使って15秒遅延も作ります。

ポートを順にシフトコピーして0x00 or 0xffのチェックをする手抜きプログラムとも言えますね^^


同じように作成を考えておられる方は、以下に示すファイルをダウンロードして、AVRへ書き込んで下さい。

大した処理もしていないので、ソースコードも公開します^^

TubeAmplifierController.zipのダウンロード
posted by のりすけ at 20:59| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | iPhone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月04日

iPhone/iPod用真空管アンプの製作(梅バージョン)

ずいぶんと久しぶりの更新です^^

iPhoneユーザとなってから個人的に欲しかったアンプの製作であります。

既製品を買おうかと思いましたが、「コレ!」といったものがなく、とりあえず作ってみようかと軽い気持ちで開始したのであります。

どうせ作るなら、手持ちのジャンク真空管を使って^^

とりあえず、公開優先で簡単な奴ということで、梅バージョンであります。
で、できた物がこんな感じ。

SBCA0080.jpgクリックで拡大

機能としては、

●iPhone挿抜で主電源をコントロール
●ヒーター通電からB電源通電まで遅延をかける(熱電子放出待ち)
●内臓回路による充電と、USB検出による内臓充電回路のカット

こんな感じでマイクロコンピュータ+アンプを設計しました。

SBCA0082.jpgクリックで拡大

実際に使ってみると、、、
何ともハムが気になります。。。
posted by のりすけ at 01:26| 兵庫 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | iPhone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月05日

iPhone全損w

やっちまいました。

画像 026.jpg無残なiPhone

うっかり落っことして、次々と車に轢かれた結果、こんなになっちまいました。

まぁ、仕方がないと諦めて禿TELショップで見積もってもらうと。。。

何と\72,450也!!!

そんなには払えんので、方々当たってみることに。

結局アップルストアでファイナルアンサーであります。

\22,800也

即日復活と相成ったのでありますが、この金額差は一体何なのだ???

禿TELの看板を挙げていても、結局はフランチャイズの所縁でありましょうか。
posted by のりすけ at 20:29| 兵庫 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | iPhone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月22日

iPhone太陽電池給電回路ロードテスト(その2)

今回は、DC-DCコンバータに変更しての再チャレンジであります。

http://www.onsemi.com/pub_link/Collateral/MC34063A-D.PDF
データシート通りに組み上げました^^

USBデータ端子は抵抗分圧としました。

天気の良い事が大前提となりますが、充電マークの点灯となったのであります。

パワーソースが太陽電池なのだから、ロスがあってはいけませんよねぇ。。。

んで、この回路を持ってしても微妙に曇っただけで一気に給電能力が落ち込むのでありました。

もう1枚太陽電池を入手して、再テストを行う事となったのであります。

次なる課題は。。。

電池切れの対応策をもう一ひねりして、ニッケル水素や乾電池を使った給電方法を考察する事となりました。

エネループモバイルブースター等は、電池残量が低下すると使い物にならんと小耳に挟んだのでありますが、果たしてどんなものなんだろ???

適当な昇圧回路を組んで後日、これも実験する事と致しましょう^^
posted by のりすけ at 22:03| 兵庫 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | iPhone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月15日

iPhone太陽電池給電回路ロードテスト(その1)

依頼人である、悪友の事務所にてロードテストを行いました。

ここのところ天候が悪く、なかなか本番環境のテストができておりませんでした。

まぁ、ACアダプタで検証していたので、大丈夫だろうと思いきや、最初にチョロッと稲妻マークが現れたと思いきや、コンセントマークになってしまうのでありました。

何故だ〜〜〜〜〜〜〜???????????

念のため、テスターで電圧をチェック。
すると、USB D+/D-端子の電圧が低すぎるのでありました。

ACアダプターからの給電なら問題無しという事は、太陽電池が非力すぎるか、リニアレギュレータで動かしている事が原因と思われるのであります。

やれやれ、次の課題に取り組もうと思ったら、このiPhoneちゃんときたら。
なかなか遊ばせてくれる、楽しい奴であります^^

ラボに戻り、次に向けての検討を行いました。

先ずは、抵抗分圧で狙った電圧が出ていなかった問題を考えてみるのであります。

やはり、正確な電圧をかけるには、レギュレータを用いるしかない!!!

可変型なら、定番のLM317でありますな。
http://www.national.com/JPN/ds/LM/LM317.pdf

R1=240Ω
R2=301Ωとする事で2.8V

R1=240Ω
R2=147Ωとする事で2.0V

改造を施して、きちんと電圧が発生している事を確認して、再チャレンジするも、症状変わらず。

何故だ〜〜〜〜〜〜〜???????????

5Vのレギュレータを挟んで、iPhoneに優しい回路をと設計してきましたが、こうも言うことを聞かないのであれば、直結させて実験したくなってきました^^

電流をガンガン流せば、20Vなんて簡単に落ちる訳だし。。。
なんて、耳元で悪魔の囁きが聞こえてくるのであります^^

まぁ、未だ手を尽くしきった訳ではないので、効率アップを考える事としますか。。。
セルを増やすのも一考かな。
posted by のりすけ at 20:56| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | iPhone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月13日

iPhone太陽電池給電回路の考察

さてさて、今回はiPhoneの充電に関する話題であります。

 購入前から、悪友の依頼で太陽電池からの給電による充電回路を依頼されたのでありますが、悪戦苦闘の末、一通りの解決を迎える事となりました。

 元々、嫁からの依頼で携帯電話の充電を、太陽電池から給電させる装置をこさえており、その装置がUSB端子を用いて給電していた事から、iPhoneといえど、単純に5V入れてやれば大丈夫という安易な発想でありました。

 昼間は嫁が太陽電池による充電機として機能。
 夜は我輩の実験用電源装置としてからアダプターから5Vを給電させる、一石二鳥の美味しい回路なのであります。

 ところがどっこい、iPhoneちゃんは普通に5Vを給電するだけでは充電せず、補充電すら行われないのであります。

 なにぶん、貸与されたのが本体とケーブルで、実際には電源アダプターが付属するという事を知らず、頭をひねる毎日でありましたが、購入して初めてお目にかかった電源アダプターがヒントとなりました。

iPhone電源アダプタD+電圧.JPGUSB D+端子の電圧

iPhone電源アダプタD-電圧.JPGUSB D-端子の電圧

 USBデータ端子に、電圧がかかっていやがります。
 フラフラする事無く、一定値で止まっているので、単純なかけ方でOKの模様であります。

 さらに調査を進めると、こんな所に行き着きました。

http://novi.dtiblog.com/blog-entry-2.html
YAMAHAのYDS-10というドックの回路図へのリンク

http://pinouts.ru/PortableDevices/ipod_pinout.shtml
ipodのピンアサイン

YDS-10は、データラインにヘンテコな分圧回路が存在しております。
ピンアサインに目をやると、2.8V/2.0Vを与えろとあります。

なるほど。抵抗分圧でUSBの5Vから上記電圧を発生させれば良いのでありますな。

ただ、この回路は抵抗4本を用いて2本を用いて分圧し、これを並列に接続する単純なものである為、ちょいとひねって抵抗3本で実験してみました。

5V----33kΩ----2.8V給電----12KΩ----2.0V給電----30kΩ----GND

これで理屈上は合いますが、抵抗分圧は「電流があまり流れなければ」という大前提があります。
結果は、バッテリーの残量があればOKであったものの、ほとんど残っておらず、フルパワー充電が必要な時に充電されないといった、全く使い物にならない事となりました。
吸われる電流があるという事であります。(当たり前)

やっぱり、計算のしやすい(多少は狂いにくい)各々のデータラインに個別の給電口を出す方式を取る事としました。

5V----33kΩ----2.0V給電----22kΩ----GND
5V----33kΩ----2.8V給電----47kΩ----GND

で、この結果はきちんと充電してくれるようで、良好であります。。。って更なる問題が。

電流がガンガン流れるようになると、リニアレギュレータを用いている事から「発熱」の問題にブチ当たります。

太陽電池が12V/5Wの給電能力を持っている事から、レギュレータには3Wの熱が発生するものと考えることができます。
グリスを塗らず、ケース温度に余裕を持たせて120℃とした時、ヒートシンクの熱抵抗は22.7℃/W以下にする必要があります。

気休め程度のヒートシンクはダメダメであります。

うむむ。。。
ロスが大きいので、DC-DCコンバータを使った方が良さ気。
しかし、財力が。。。

レギュレータなら50円程度のものだけど、DC-DCコンバータは40倍近くする高級品だし。。。
posted by のりすけ at 10:50| 兵庫 | Comment(0) | TrackBack(0) | iPhone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月06日

iPhone購入

久々の更新です。

表題の通り、2月27日、ついにiPhoneを契約したのであります。

旧来からの悪友がユーザーグループの会長をされており、面白そうなデバイスでありながら、キャリアが残念な為、見送り続けていたのであります。

家族含めて携帯3台をdocomoで維持するのに限界を感じ、且つ、雑な取り扱いで壊れた嫁の携帯を新調するにあたり、乗換えを決意したのであります。

とりま、経緯はこんな感じ。

ウヒヒ。シメシメ。
このドサクサに乗じてiPhoneを契約する作戦成功であります。

さて、契約して我がラボへ戻って早速壁にブチ当たったのであります。

先ずは、itunesが無い事には話しにならんのであります。
本体アップデートひとつにしても、iTunes Storeのアカウントが無い事には不可能なのであります。

このiTunes、我輩良い思いでというのは全く無く、トラブルに散々見舞われていたのであります。
インスコしてちょっと使って、やっぱり要らないからアンインスコ。。。
って、何故に内臓DVDドライブが認識されなくなるの〜? を経験して以来、手を染めずに生きてきたのであります。

文句タレてもしゃぁないし、インスコ。
でもって、アカウントを取ろうとしたら、「iTunes Store へのセキュリティ保護された接続に失敗しました。」ですって。

んでもって、ヘルプを見たり、診断機能を動かしてみたり、ネットを徘徊して得られた情報は、、、「ネットに繋がっていますか?」「ファイアーウォールの設定は?」「ウィルス対策ソフトは?」
、、、、相手を見て欲しいものであります。。。。
そんなもん、警告を見た瞬間に無効化なりアンインスコなり、やっているであります。
ましてや、「ネットに繋がっていますか?」は無いでしょ^^

我がラボは住居も兼ねておりますので、各部屋にLANコンセントを備えた建物であります。
故に、ガキ共が使っているゲーム機か、はたまたNASがイカれたのか、問題の切り分けが非常に困難なので、ルータを設置している納戸にて作業を再開するのであります。

20090306_2.JPGこんな感じ

配線を全て抜き、電源も切断して、最低限の接続にて実施するも結果は変わらず。

うむむ。。。

残る問題はビルゲイツ・トラップである、「レジストリ」でしょうか。

当然、復旧ソフトを用いてバック・トゥ・ザ・フューチャーした所で結果は変わらないので、未踏の領域「OSクリーンインストール」を施す決意をしたのであります。
まぁ、いい機会だし。

これで上手い事行きました。
よって、我がラボからの新たな情報発信として、上記エラーの最終対策は、クリーンインストールである事を加えさせていただいた上で、本日は締めくくりたいと思います。
posted by のりすけ at 14:33| 兵庫 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | iPhone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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